
©山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO
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バジリスク甲賀忍法帖は、第1話〜第24話で完結のアニメです。
スロットでもあるように24話まで到達するとエンディングが発生します。
アニメを見ていない方でもそれぞれ独特のタイトルが付けられているのをご存知の方が多いのではないでしょうか!?
タイトルの意味の前にこれ何て読むの!?っていうタイトルもありますよね!?
別に知っておく必要性はないんですが以下にまとめてみました。お時間ある方は、目を通してみてください。
バジリスク打ちの方もこれを読んだらまた違ったバジリスクを堪能できるかも知れませんよ!?
※一部存在する四字熟語は、本来の意味を書いています。
※造語に関しては、アニメを踏まえての『スロメモ』サイドの解釈ですのでご了承ください。
▼ 目次 ▼
- バジリスク-タイトルの意味-
- 第1話 相思相殺(そうしそうさつ)
- 第2話 胎動弐場(たいどうにば)
- 第3話 凶蟲無惨(きょうちゅうむざん)
- 第4話 妖郭夜行(ようかくやこう)
- 第5話 忍者六儀(しのびのりくぎ)
- 第6話 降涙恋慕(こうるいれんぼ)
- 第7話 人肌地獄(ひとはだじごく)
- 第8話 血煙無情(ちけむりむじょう)
- 第9話 哀絶霖雨(あいぜつりんう)
- 第10話 神祖御諚(しんそごじょう)
- 第11話 石礫無告(せきれきむこく)
- 第12話 追想幻燈(ついそうげんとう)
- 第13話 胡蝶乱舞(こちょうらんぶ)
- 第14話 散花海峡(さんげかいきょう)
- 第15話 波涛獄門(はとうごくもん)
- 第16話 懐抱淡画(かいほうたんが)
- 第17話 昏冥流亡(こんめいるぼう)
- 第18話 無明払暁(むみょうふつぎょう)
- 第19話 猛女姦謀(もうじょかんぼう)
- 第20話 仁慈流々(じんじりゅうりゅう)
- 第21話 魅殺陽炎(みさつのかげろう)
- 第22話 鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)
- 第23話 夢幻泡影(むげんほうよう)
- 第24話 来世邂逅(らいせかいこう)
- タイトルを振り返ってみた感想
バジリスク-タイトルの意味-
第1話 相思相殺(そうしそうさつ)
似た言葉に「相思相愛」という言葉がある。
「弾正」と「お幻」愛し合っていたのに殺し合う運命になってしまった。
第2話 胎動弐場(たいどうにば)
胎動とは、赤ちゃんが動きはじめる時に使う。
今回の場合は、「甲賀」と「伊賀」の2つの勢力が動きはじめたといったところ。
第3話 凶蟲無惨(きょうちゅうむざん)
地虫十兵衛と風待将監が無残に死ぬさま。
地虫十兵衛が風待将監を占って凶が出るのですが、スロットの演出にも凶が出現する演出が搭載されていますよね。
第4話 妖郭夜行(ようかくやこう)
不戦の約定が解かれたことを知らず、弦之介と丈助が伊賀鍔隠れに足を踏み入れたため。
不戦の約定が解かれたのを知っている朱絹と陣五郎が暗殺せんと待ち受けている。
第5話 忍者六儀(しのびのりくぎ)
甲賀卍谷に訪れた天膳一行が大量虐殺。
不戦の約定が解かれたことを知らない豹馬が血迷ったかと言った。
忍者の掟、つまり不戦の約定について設定されたタイトル。
第6話 降涙恋慕(こうるいれんぼ)
夜叉丸と蛍火にスポットを当てたタイトル。
夜叉丸を恋慕う蛍火が涙を流して待つが、この回で夜叉丸は人別帖から名を消す。
第7話 人肌地獄(ひとはだじごく)
お恋の忍術を表したタイトルで、まさしく人肌から地獄に陥れる吸血忍法のこと。
第8話 血煙無情(ちけむりむじょう)
人を斬った時にほとばしる血を煙に例えて血煙と言う。
お恋が念鬼に無慈悲にも串刺しにされ最期を迎えその様を表している。
第9話 哀絶霖雨(あいぜつりんう)
哀絶とは、非常に悲しいこと。
霖雨は、何日も降り注ぐ雨のこと。
雨の中で愛し合っていた2人(弦之介と朧)が決別し、非常に悲しい様子を表している。
第10話 神祖御諚(しんそごじょう)
神のような存在。つまり家康が決めたこと。
忍法合戦の契機を作った天下人の家康に焦点を当てたタイトル。
第11話 石礫無告(せきれきむこく)
石礫は小さな石のことで、無告は苦しみを訴える相手がいないこと。
天下人の家康からすれば、「甲賀」と「伊賀」は世継ぎを決める小さな石にすぎない。
第12話 追想幻燈(ついそうげんとう)
追想とは、過去を想い出してしのぶこと。
女性達がそれぞれの想い人を思い出し、悲しみに打ちひしがれる。
第13話 胡蝶乱舞(こちょうらんぶ)
左衛門と蛍火が戦い、蛍火の繰り出す忍法が蝶がたくさん舞っている様。
第14話 散花海峡(さんげかいきょう)
散花とは、死ぬことを意味している。
この回は、海で陣五郎が死ぬのでそのことを表している。
第15話 波涛獄門(はとうごくもん)
波濤とは、大きな波のこと。
獄門は、見せしめの処刑。
刑部の死を見せしめのごとく民の前に晒した所業で、この回のタイトルとなっている。
第16話 懐抱淡画(かいほうたんが)
懐抱とは、ふところにだくこと。
不戦の約定が解かれる前の淡い平和の日々を表したタイトル。
第17話 昏冥流亡(こんめいるぼう)
昏迷とは、暗く分別が定まらないこと。
流亡とは、定まった場所がなくさすらうこと。
盲目となった小次郎は天膳とはぐれ、視界も暗く自分の不甲斐なさや様々な感情が入り混じり途方にくれていることをうまく表現している。
第18話 無明払暁(むみょうふつぎょう)
小四郎VS豹馬。
弦之介の瞳術により盲目になった小四郎相手に同じく瞳術を使う豹馬は小四郎には通用しなかったことから。
第19話 猛女姦謀(もうじょかんぼう)
猛女とは悪い女。姦謀とは悪巧み。
阿福が伊賀をかくまい、甲賀を根絶やしにしようと策略を巡らせる様子。
第20話 仁慈流々(じんじりゅうりゅう)
仁慈の意味は、思いやりがあり情け深いこと。
朱絹と陽炎にはお互い想い人がおり、様々な思いが合わさっている。
第21話 魅殺陽炎(みさつのかげろう)
陽炎の美しさに天膳の欲望が掻き立てられ犯されてしまう。
陽炎の忍法で天膳を殺すことから陽炎が魅ながら天膳を殺すという直球のタイトル。
第22話 鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)
悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響くさま。
転じてものすごい気配が漂い迫りくるさま。
第23話 夢幻泡影(むげんほうよう)
人生や世の中の物事は実体がなく、非常にはかないことのたとえ。
第24話 来世邂逅(らいせかいこう)
死後に行く次の世でのめぐりあい
タイトルを振り返ってみた感想
難しい熟語を組み合わせ、その回の話をうまくタイトルで表現されています。
自分の知らない言葉がたくさんあり、調べてアニメと照らし合わせ解釈を入れましたが、おおかた上記のようなタイトルの見方で大丈夫だと思います。
ですが、山田風太郎さんの考えと若干のズレがあることも考えられますのでご容赦ください。
今回の記事を書いてみて本当によく考えられておもしろい作品だと再認識しました。
まだ、バジリスク甲賀忍法帖はアニメしか見ていないので機会があれば原作も読んでみたいと思います。
スロットは打つけど、アニメをまだ見たことがないといった方はぜひアニメも見てみてくださいね〜
それでは、良いバジリスクライフを〜!!